わかものことば

日頃中高生と関わっていると”わかものことば”に触れる機会がとても多いです。「マジ卍」は既に有名になってきているのでここでは省略。(気になる人は聞いてください)

 

私が注目しているのは「〇〇みが深い」という表現。

この一段階前は「うれしみー」「つらみー」「やばみー」など、「〇〇みー」というのが流行していて、それだけだとあまりにも軽いからもっと本気度を出すべく生まれたのが、「うれしみが深い」、「つらみが深い」、「やばみが深い」などの「〇〇みが深い」シリーズ。だと思います。

 

中でも私のイチオシは「ソレなみが深い」です。

 

「ソレなみが深い」は「ソレな!」と「〜みが深い」のわかものことばコラボレーション。「それなみ」ってなんだっけ?と一瞬考えてしまいます、そんなことば無いのに。「ソレな」ってそもそも形容詞じゃないし。イレギュラーな特別感があって私は気に入っています。(”やばみ”の響きもなかなか好き)

 

正しい日本語云々も大事だけど、こういうことばを生み出す、その凝り固まっていない発想力もおもしろくていいなぁと思うのです。わかものことばってその時代時代であるものですよね。それは継承されていく日本の文化であって、時代の反映であって、大事なのは使い分けなのかなと思うのです。

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