フラニーとゾーイー
フラニー:
「わたしがすごくみんなから認めてもらいたがるような人間だからって、ほめてもらうことが好きだし、みんなにちやほやされるのが好きだからって、だからかまわないってことにはならないわ。そこが恥ずかしいの。」
誰かに褒めてもらいたくて自分を発信する。
褒めてもらって満足する。
だけどたまに、何か格好つけてるなとか
何もわかってなんかないのにって恥ずかしくなる。
最近はたまに書く日記さえも修正してしまうから、もはや日記ではない。
「書かなきゃいい、その分本を読もう」と思うけれど
やっぱり発信したい欲求は強い。
素直に言うと、まだまだ人目は気になる。
昨日は発信上手の先輩たちと話した。
たのしく、ありがたい。
誰にも頼まれていないけれど、
修行だということにして、書いてしまおうそうしよう。
タイトルを「Drive」に変更しました。
東京に住んでいたときに、スーパーカーというバンドの「Drive」という曲をいつも聴いていました。23、24歳のときです。まだ2年前の話ですが、あの頃は今よりも、何か、全体的に辛い時期でした。前の仕事で自信というものが打ち砕かれていたし、先の展望もなかった。今思うと色々な「方法」を知らなかっただけだなぁと思うのですが、知っていることだけがその時の全てでした。
美術展、喫茶店、CDショップ、古着屋さん、ライブハウス、オールナイト上映をしている映画館、かっこいい建築物、、、
東京には私の興味を唆るものはたくさんありました。それをSNSにアップしていると、「充実してそうだね」「いくは東京に向いてるだろうね」と言われます。当時山梨にいるときから付き合っていた人には「全然平気そうだね」と寂しげに言われました。
でも全然そんなことはなくて、満たされることがなかった。SNSなんて表面しか見えないんだなって思って、更新している自分も気持ち悪くなってきて、全部消してしまったり、なんだかまぁ中二病というかなんというか。
そんなときにふとスーパーカーのDriveを聴いて、その優しさと強さとキラキラとしたものに完全にやられてしまったわけです。
「ねえ、こんな日は一緒に空を眺めていよう。」という歌詞が優しすぎました。そんな優しさを持つことに憧れもしました。
山梨に戻ってきて、好きなものを活かす方法は色々あるんだということがわかったし、段々と型にはまらなくていいということがわかってきました。
山梨にいると実際にドライブする機会も多いです。
山梨の人はよく空を眺めているなぁとも思います。
時には誰かと時には孤独にドライブをするような文章を書けたらなぁ。
たまにまた更新していくので、どうぞよろしくお願いします。
タイ旅行まとめ編
1日ごとに書いていくのは大変なので諦め、残りの思い出を写真と共に。
▼2日目の記事に書いたプロイのマンションの屋上プールに入った夜。何も知らずにタイに来てこんな贅沢な経験ができているということ、友だちになったばかりのタイ人の女の子と音楽を紹介しあってバンコクの夜景を眺めながら聴いていること、不思議なことばかりなのに完全にリラックスして非日常に身を委ねているという旅の力。
▼プール後にナイトマーケットへ。規模の大きさと都会な雰囲気にびっくり。バンドの生演奏とかしてて、みんながお酒を飲みながら楽しそうにしていた。130円くらいで食べられるカオマンガイの他にも、プロイが一緒じゃなかったら食べなかったであろう食べ物を教えてもらったりフルーツを食べたり。食べ物以外にもお店がいっぱいあったけど、時間がなくてゆっくりできなかったのが残念。また行きたい。
▼水上マーケットに行くツアーの集合場所に降り注いできた朝の光。
▼水上でデザートやお土産を売って生活している人々がいるということ。世界には色々な暮らしがある。同じツアーに参加していた唯一の日本人だった慶應大学の男の子と一緒に行動して色々喋った。「タイは意外とすることがなくて困っている」と言っていたけど、私はすることがないくらいがちょうどいいと思う。特に興味のない観光地にとりあえず行くより、カフェで本を読んでゆっくりしながらタイの人の日常風景を眺めたい。旅のスタイルは人それぞれだなぁと思った。
▼全身マッサージのあとに別のお店でフットマッサージを受ける。安すぎてはしごできてしまう。なんと1時間200バーツ(600円程度)。天国!
▼船を降りるところを間違ったら、なんか楽しそうなところに着いた。タクシーに乗るとゲストハウスまで割と近かったから、夜に遊びに来てみればよかったと思った。
▼最後の晩は小さなナイトマーケットへ。古着とかハンドメイドの雑貨が売っている。お店も少なくて値段は少し高め。でも落ち着いた雰囲気の中で座ってご飯を食べながら(シンハーの生ビールを飲みながら)弾き語りの演奏を聴いて、日記を書きながら今回の旅をゆっくり振り返るにはとても良かった。
▼ART BOXで1人物思いにふけった後に、お迎えにきてもらってプロイのお家に泊めてもらった最終日の夜(写真は日本に帰る日の朝)。パパもママも優しくて、とても温かかった。きっとタイには日本以上に生活水準の差がある。広い家に住んで良い大学に通ってタイの経済発展を引っ張っていくであろう人もいれば、路上で物乞いをしている人や水上で生活している人もいる。でも、どちらもタイの文化として共存しているというか、どちらが幸せとかどちらが偉いとかそういう見方は感じなかった。
出会う人、話す人によって全然その国のイメージって変わってくるんだと思うけど、私が今回感じた印象はとても良かった。空族の映画バンコクナイツのような未だ見ぬタイの姿もあるだろうから、私が覗いたのはタイの綺麗な部分に過ぎないのかもしれないけれど。それでもタイ人の優しい心に触れられて、タイが大好きになりました。
朝食に庭で獲れたてのマンゴーをご馳走してもらって、パパの車でドンムアン空港に送ってもらいました。至れり尽くせり。こうやって人から受ける優しさや穏やかさを私も誰かにあげられたらいいな。
これにて、タイ旅行の記録終了!
お付き合いいただきありがとうございました!
タイ旅行3日目
あっという間に次の旅がやってきそうなので、タイ旅行の記録をそろそろ終わらせたいところ。
2017.2.22 AM11:27
今日はレジデンスの120Bのモーニングを食べてワットポーとカオサンに行くことに。
行き方がわからないのでとりあえず駅で聞いたら駅員の女の人とチュラ大の男の子が47か507のバスに乗ればいいと教えてくれた。
47番のバスが来たので乗車。すぐに動き出す。
運転手さんに「ワットポーに行く?」と聞くと、なんと、行かないらしい。
「同じ47番でも違う種類のバスじゃないと行かない」というようなことを言っている...
私がどうしようか困っていると、「この娘がワットポーに行きたいんだって!」と運転手さんが乗客に説明。バスに乗っているみんなが行き方を考えてくれた。
「◯個先のバス停で降りて、違うのに乗り換えるのよ!」
とおばちゃんが一生懸命説明してくれる。
何度も「ドゥーユーアンダースタンド!?」と笑いながら心配してくれるおばちゃん。
「メイビー・・・」と頼りなく笑い返す私。トホホ。
そのバス停についたらしく、「ここだよ!」と言われ慌てて降りる。バスのみんなからは「グッドラック!」の声。お礼を言いながら手を振ってバスを見送る。
さて、ここでバスを待てばいいのかな?どうなんだ?と考えていると、同じバス停で降りたおじいさんが何やら話かけてくれる。けどよく聞き取れない。
とりあえず「47番に乗ればいいんだよね!へへ!」と返事をする。
バスを待ってた別のおじさんが「どこに行きたいんだ?」と言うので「ワットポー」と答えると、「ワットポーは47じゃなくて48だ!」と教えてくれる。あれ?
48番のバスが先に来てしまったので乗ろうとすると、さっきのおじいさんが「No!」と止めてくれる。次に来た47番のバスを指差して、「これだ!」と共に乗車する。
私がワットポー付近で降りたいことを運転手さんに伝えてくれる。
この日記を書いていてもなかなか着かないから、「もしかして過ぎたのかな」と不安になり後ろを振り向く。おじいさんと目が合い、深く頷き合う。どうやらまだ乗っていて大丈夫なようだ。ああ、心強い。
「ここだよ!降りな!」と運転手さんに言われ慌てて立ち上がると、さっきのおじいさんが何やら紙を手渡してきた。「困ったら連絡しなさい」と番号を書いた紙をくれたのだった。
どこまで優しいんだろう...。
バスを降りてからも方向を人に尋ねつつ、無事ワットポーに辿り着けた。
足の裏まで豪華絢爛。
壁も全面絵が描いてあるこだわりっぷり。
そのあとはカオサンまで歩いて(タクシー乗った方がいい)水上マーケットのツアーを調査。
昼のカオサンロード
そのあとはカオサンを離れ、学校帰りのプロイと合流して、有名人も食べに来るというタイラーメンの美味しいお店に連れて行ってもらった。
そしてプロイオススメのAfter you cafeで2人で一つの美味しいかき氷を食べながら恋バナ。
まさかタイに来て、カフェで夜な夜な恋バナできると思ってなかった。
気分はまるでタイの女子大生。
観光より日常に触れられた方が旅は楽しい。
「親友だからね秘密だよ」って、色々話してくれて可愛かったなぁ。
自分が何も知らなくて英語も喋れないのは不便で、遠回りをして時間や労力が余計にかかったりする。でも、その分助けてもらって人の優しさに触れる機会がたくさんある。
タイは本当に微笑みの国だと実感することができる。
タイ旅行はあと2日。
4日目に続く。
夜の使者
先日、銀杏BOYZのライブに行ってきた。
新木場STUDIO COASTで、前座はnever young beach。
銀杏BOYZには青春が詰まっている。高校の頃、グミチョコレートパインも読んだしweezer、ピーズ、バズコックスも聴いた。
銀杏BOYZがない青春は全く別物だったと思う。
でも、あるとき、銀杏BOYZの歌詞は「憧れ」であって「共感」はできていないことに気づいた。なんだかすごくびっくりした覚えがある。自分がわかったつもりのミーハーな気がして恥ずかしかった。
でも、その「憧れ」は今でも続いている。やっぱり男性心理を歌ったものだから、共感ではない。でもその心理を理解できて愛おしく思える人で在りたいんだよなぁ。
ライブを見て、銀杏BOYZは誰にでも味方だと思った。生きているだけでいいんだよという峯田さんの肯定を強く感じた。
WATER TOWER
先日行ったギャルリイグレグ八ヶ岳で開催中の「WATER TOWER オオタマサオと太田准也」の展示がとっても素敵でした。全て給水塔の写真。工場やビル好きの私としては、同じ匂いのする「給水塔」の写真展というだけで大興奮なのですが、この写真展は今まで見てきた建造物の写真展よりアートも感じられました。巨大建造物の写真って、高画質で「どどん!」と迫力を伝えるものが多いと思います。(それもかっこよくて大好物だけど)この展示の写真は引き気味で曇りの日に撮影されているので色味がなく、より建造物のフォルムの美しさをシンプルに味わうことが出来ます。余計なドラマは削ぎ落としてあり、写真というよりそこだけに集中を込めて描かれたデッサン画のようでした。造形美、シンメトリー美に息を飲んでしまいます。
開催は5月29日まで。興味のある方はぜひ。